「計算はできるけれど算数の文章題が解けません」
という子は、どうやったら文章問題が解けるようになるのでしょう。
その答えは、
「図を描いてみる」
です。
できる人は、そうそう!というでしょう。
でも、できない人にとってそれは至難の業。。。
図をかけと言われても、描けないのです。
何を描いたらいいのかわからないのです。
簡単に図を描けなんて言われたくないのです。
つまり、「計算はできるけれど算数の文章題が解けません」という子にまず最初にしてあげることは、遊ばせることです!!
ん?
遊ばせる?
そう、遊ばせる!です。
図にできない子は圧倒的に経験が足りていません。
レゴって知っていますか?
小さなブロックです。名古屋にあるレゴランドでは、レゴで作った様々な作品が展示されています。
あんな小さなブロックから、こんな作品が出来上がるなんて!と感動します。
では、作っている人たちはみんながあっと驚くような作品を最初から作れたのでしょうか?
答えはNOです。
ブロックを前に何も作れないという子を見て、うちの子想像力がないのかしら・・・
というお母さまがいらっしゃいますが、そうではありません。
ただ単にブロックで遊んだ経験がないだけです。
では、どうすればいいのか。
ただブロックを与えるだけでは意味がありません。
まずは模倣です。
見本を提示して、作らせてあげてください。一緒に遊んでください。
「へー、こんな風にこことここをくっつけることができるんだ!」
「じゃあ、これもできるかもしれない!」
「これはどうだろう?」
「悔しい、負けた!次は勝つ!」
そうやって経験を積んでいくことで、イメージ力がついていきます。
平面、紙面上でブロックは動きません。
ここをくっつけたらこんな形になって・・・
なんて言われてもイメージできません。
実際にくっついた形を見たらイメージできるようになります。
小さなブロックをどう組み合わせたらどんな形になるのか、イメージすることができるようになります。
手を使った遊びを沢山してください。
文章題が解けないというお子さんには、類題を沢山解かせて問題に慣れさせようとしてはいけません。
ブロック、積み木、図形遊びを沢山させてください。
遊んで遊んで遊んだその先には・・・
算数の文章題が解ける以上の成果が見られますよ!!!